2013年11月29日金曜日

一眼レフ 番外編〜初めての彗星撮影(準備&設定メモ編)〜

まだ間に合う!?
一眼レフ歴291日目の初心者でもできる(はずの)アイソン彗星の撮影!
カメラ操作や撮影方法までは書けないが、その準備とカメラ設定の参考値を記載しました。

用意したもの。
①カメラ→自分はSONY α350
[必須な機能]
・バルブ撮影できるもの
・マニュアルでピントが合わせられるもの
・バルブ撮影できるレリーズが使えるもの
[あると便利な機能]
・ライブビューとピント確認できるズーム機能
・ISO3200くらいでもノイズが出ないといい。
・RAW撮影できる機能
・100mm/f2.8くらいのレンズ
②レリーズ→自分のはコレ
[あると便利な機能]
・タイマー機能。バルブ解放時間、インターバル時間、繰り返し回数が設定できる機能
③三脚→自分のは…めーかーとか型番とかワカラン
[あると便利な機能]
・風に揺るがない重さ
・最初の設置の時に水平を出すための水平器
④赤道儀→自分のはサイトロン ナノトラッカー
[あると便利な機能]
・曲軸合わせが楽な道具か使えること。ポーラーメーターとか極軸望遠鏡とか。
⑤自由雲台→自分のはコレでも小さかった。
[あると便利な機能]
・赤道儀にカメラが干渉しない程度の大きさ
・ネジこみをキチッとするために力が入りやすいネジ。撮影中に緩むとパニックw
⑥コンパスと分度器。もしくはiPhone。
北極星が見えない時には必須!
⑦星図。狙う星が何時にどの方角かを知る道具
アイソン彗星には無料のiPhoneアプリ「アイソン彗星をみよう」、「Commet Book」もある。でも「iステラ」の方がちいさい星までで出て、後から写真上での確認にも便利。
⑧新品の乾電池。カメラの充電、iPhoneの充電。


参考までに。12/6あたりは似たような時間になるので…
【11/22 05:31にアイソン彗星を撮った設定】
200mm(35mm換算で300mm)/f6.3/ISO400/8sec 赤道儀使用

上の写真の右下を切り取りズーム。画像を加工。


【11/23  05:22にアイソン彗星を撮った設定】
200mm(35mm換算で300mm)×1.5テレコン/f6.3/ISO800/9sec 赤道儀使用

上の写真を切り取ってズーム。
#20131130記載:記事UP後にニュースを聞いた。ISON彗星消滅のニュース(T0T)ただ、NASAのサイトには生き残ったような記事も(>人<)

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2013年11月24日日曜日

一眼レフ その20〜彗星チャレンジ(3) ラブジョイ彗星〜

この3日間は、12月の本番に向けてのコソ練。

ISO400 35mm×1.5テレコン f/4 29sec
iステラ 同時刻の空


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2013年11月23日土曜日

一眼レフ その19〜彗星チャレンジ(2)月明かりとピントと〜

月は明るい。
本当に暗い場所だと影ができるほど。
天の川やたくさんの星を撮るには居てはならない存在だ。自分勝手ではあるが、悟空を呼びたくなる。

そういえば、サー・アーサー・C・クラークの2010年宇宙の旅では木星が恒星化して月夜より明るい夜になってしまった。もっと迷惑だw
\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ. 

そんなわけで、月は星撮影には迷惑な存在だったのだが、そうでもないと思った瞬間があった。

ピントだ。

そうそう。そもそもオートフォーカスはつかえない。暗すぎるのだ。何か明るい点を見つけてマニュアルでフォーカスを調整して、不フォーカスをあわせたらテープで固定しまえばいい。

星撮影時のピントは僕のカメラでは大きな課題だ。ライブビューでズームしてピントをあわせる機能が使えないからだ。何か明るいモノを見つけてピントを合わせなければならないのだが…

そこで、いつも邪魔な月に合わせて見ることにした。
おおお。これは簡単。とりだめししながらもできるし。
ISO100 200mm×1.5テレコン f/6.4 1/10

でも当日はほとんど新月なんだよなぁ…
ISO800 200mm×1.5テレコン f/6.3 9sec アイソン彗星。切り取りズームしました。

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2013年11月16日土曜日

一眼レフ その18〜北極星無しで極軸あわせ〜

【極軸合わせ】
はじめて赤道儀を買った。
地球は自転している。宇宙はほぼ止まっている。カメラで30秒シャッターを開けていると星が流れて点ではなく棒になる。これは地球が自転して西から東に動いているから。ところが、世の中には頭がいい人がいて、この速度に合わせてカメラを動かせば良いとかんがえた。北極と南極の方角を軸にした円盤を自転速度と同じ速度て回せば、その円盤上から見る宇宙は止まって見える。この理屈を適用したモノが赤道儀だ。


極軸あわせ穴が覗けない(><)
早速、小型赤道儀ナノトラッカーを使ってみる。さて、当初想定では三脚の台座を35°傾けて使うつもりだったのだが、アルミの軽いヤツだったので、重くてしまいこんでいたヤツの方が良いかと引っ張り出した。
が、台座がデカイ!極軸合わせ穴が覗けないのだ。(~_~;)

右下がコンパス
調べてみると、確かにいつでも北極星が見えるわけではない。しかし、コンパスと角度計で出来るという。ちょっとまて、であればiPhoneの標準アプリにあるじゃないか!

北を合わせる
緯度も確認する
というわけで実験。北を向けて、水平から35°(自身の緯度。これも標準アプリでわかる)を測れば終了。オンとオフで1分くらい撮影し、星が動かなくなることを確認!

できた!
赤道儀を立てた状態から
上方に35°傾ける
厳密には自分の居る緯度
ということで、オリオン座を撮るも…あれ?端っこの星が流れてる…よくよくしらべると、垂直から35°だった。(。-_-。)

でも、コレでどこでも赤道儀をセットできる事となりました。

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2013年11月14日木曜日

一眼レフ その17〜my赤道儀〜

【my赤道儀】
まぁ、カメラもレンズも買えない現実なので、当初の目的である「アイソン彗星を撮る」に標準を合わせることにした。

ある朝の師匠のメールには「ISO800/f2.8/2分」という想定設定で撮れると書いてあり、20秒以上露光していたら星は流れてしまうので、赤道儀が無いと撮れないという結論に至った。そもそも前述のセンサー熱焼けは、無論どうしようもない。が、まずは赤道儀を買うことにした。

さて、小型の赤道儀、ポラリエナノトラッカーか迷ったのだが、ナノ…を購入。お財布に余裕と"コリ症"な性格ならポラリエが良かったと思う。極軸望遠鏡やなんやら周辺機器が揃っている感じがした。
が、自分が手に入れたのはナノトラッカー。
最近は色違いが出てきていて、オレンジを指定してヨドバシで購入。¥19,600。どうせ、春には消費税もあがっちゃうし、この時点では一番安いベストチョイスだと思っていたのだがw

ちょっと小さかった雲台。
東西方向だと干渉してしまう。
あと、合わせて自由雲台を買う。
結論としては、カメラの大きさとの兼ね合いでもう1cmくらい高さが欲しかった。ナノトラッカーとカメラが干渉して、東西が撮り辛い。あとネジはミミ(ツバ?)が付いていた方が、かじかんだ手には優しい。

次回は、ナノトラッカーを使ってみます!

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2013年11月11日月曜日

一眼レフ その16〜一眼レフのセンサー〜

【一眼レフのセンサー】
角三箇所が赤くなる…
ISO800 120mm f/5.6 297sec

30秒以上露光すると顕著になる…
これがこのカメラの限界。
CCDな事もあり、長時間露光で発生する熱でセンサーが反応してしまうらしい。
今できることは…露光時間を短くすること。

それには、
①ISO感度を上げる…これも今のカメラならISO6400とかでもきれいに撮れるけど、こいつはISO800が限界
②解放値を明るくする…これはレンズの話。自前は35mm/f1.8と18-200/f3.5-6.3の二本。彗星を狙うには35mmじゃあ広角だし、f6.3じゃあ暗いし…新しいレンズを買いますか?
③違う観点で、赤いところを黒くする。これはデジタル修正でダーク補正という技があることを教えてもらった。これは後日。あと、簡易的な機能ならば本体に「高感度ノイズリダクション」があるが緑になっちゃうんだよね…
④そして、最後の手段。赤い所を切り取る。(笑)

新しいカメラはISO12800も実用域らしいし、処理エンジンも日進月歩の世界。
本体を買い換えるという選択もあるし。
悶々と暮れてゆく秋の夜更けだったw

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2013年11月10日日曜日

一眼レフ その15〜彗星チャレンジ(1) 緑の星〜

【彗星チャレンジ(1) 緑の星】
最初の彗星チャレンジは、富士山の西の麓、朝霧だった。師匠との約束に渋滞で3時間近く遅れての到着だった。ゴメンナサイ。

前述の通り、赤道儀を借りて、オリオン座で練習。
センサーの熱焼けで真っ赤っかになりながらもぶれずにGET!

早速、もう一つの彗星、ラブジョイがあるよときかされて狙ってみました。
ISO800 120mm f/5.6 297sec 真ん中下めの緑の星がラブジョイ


ピント合わせに苦戦するもパシャパシャと撮りまくり、後でデカイ画面で確認するしかなく。でも、だんだん雲が出てきて流れていく。

さて、そろそろ明け方になる頃。本命のアイソンを狙いに行きますが、富士山は見えど、星が見えず…1時間程たって諦めた頃、雲が切れてきました!

すかさずパシャパシャと。その場では確認できなかったものの手応えあり。
ISO800 120mm f/5.6 297sec 右下に....ぼやぁっとアイソン。
クルマに戻ってiPadに取り込んで確認する。
おおおお。想像より遥かに小さいながら、緑の星が写ってるじゃありませんか。
そもそも夜空の星の中では緑という色は珍しい。彗星はイオン放射するのでみえるのだろか?
いずれにせよ、満足な夜だった( ̄+ー ̄)
写真の隅が真っ赤っかなのだが…

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一眼レフ その14〜はじめての赤道儀〜

【はじめての赤道儀】
12月の頭にマイナス等級になると言われている彗星が来る。アイソン彗星。まあ、見つけやすいだろうということもあり、撮影会が設定された。12月7日だ。

そこに向けて暗闇で必要な操作を行う練習が必要ということで、コソ練(と本番曇りだと悲しいから仮本番)ということで富士宮に出撃。

前回、曇ってしまって試せなかった赤道儀を先輩から借りる。渋滞で2時間も遅れたので組み立てておいてくれた。

重さにして15kgくらい?カメラより大きな本体と望遠鏡を支えるようなしっかりした三脚。バイクのバッテリーくらいの電源や大きい周辺機器。さすが地球と一緒に動く機械だ(笑)
さっそく、極軸合わせ(言われた通りに)を極軸望遠鏡で行う。台形に合わせて…星空を中心からちょっと外れた輪に入れて…。空も晴天。真っ暗で北極星も見えるし、機械も大きいので簡単だった。

そして効果は絶大。1分30秒シャッターを開けていても、画面は真っ赤になれど、星はずれない。
ISO800 120mm f5.6 297sec

欲しい!ただ、バイクでは運べない代物。その後のセンサー問題と合わせて悩む事になる。

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